
今日は休日にした。
日常の時間の流れから脱する休息が必要だった。
何をしようか、前日まで考えた。気晴らしに町に出る、映画を見に行く、公園で寝転がって本を読む、健康ランドに行く、プールに行って泳ぐ・・どれにしようかと思ったけど、どれもこれも時間から開放されそうになかったので、家で、パウンドケーキを作って、早めの夕飯の下ごしらえをして、借りてきていたDVDを見ることにした。毎日やっている事と変わりないじゃないか・・・(--;)、でもゆっくり夕食の準備をしたり、家族で見る「相棒」(結構大好き!)以外のDVDを、しかも一人っきりで見る、昼もちゃんと作って、ビールを飲みながら昼食を食べることなんて、ここのところなかったのだ。外に出ると、世の中の社交辞令の世界の渦の中だったりもするし、かえって疲れ、アンド、しらけたりもして、お金も使うし、逆に時間に追われたりして・・・。
今日、私が見た映画は「死ぬまでにしたい10のこと」だ(暗い・・?)ブルブルッ、そうじゃなくて、すごくプライベートな世界を描いている感じがしたので、借りてみたDVD。
主人公は、子供が2人いて、旦那もいて、とても仲の良い、愛に包まれている家族を持つ、まもなく24になる女性。末期がんであることを告知され、死ぬまでにしたい10のことをメモに書き、それを余命2.3ヶ月の間に実行していくヒューマンストリー、且つ、ラブストーリー。
製作はカナダで、ヨーロッパの映画を思わせるものだった。極極、普通の日常が描かれていて、ハリウッド映画みたいに興奮したりしない、幸せもシンワリ、悲しみも咽に詰まる感じの映画。
タイトルが「my life without me」のままの方が良かったとの評判があって、私もこの映画をみて「そのとおり」と思った。タイトルの違いから製作者の意図するところも変わってしまうように思う。
アン(サラ・ボーリー)が自分の人生を達観したセリフの中で、「これが私、他の誰でもない、私よ」というセリフがある。雨の染み入る感じ、裸足で感じる泥濘、匂い、それらすべてが私であると、人生を達観したところで、me ではなくて youで表現している。ショッピングセンターでのワンシーン、アン以外の人間がみんなミュージカルのように踊っている・・・そんなシーンも・・・。また、2回、なぞのバーテン(薬剤師のようにも見える)が出てくるシーン。
「my life without me」、余命2.3ヶ月の告知を受けた彼女が死ぬまでにしたかった10のことは、自身の人生を変わりなくすごす事・・、それと同時に、自分を取り巻く家族も、自分が死んだ後でも、激変しない、極平凡な日常を過ごせる事だったのではないだろうか。だからこその「私のことを忘れないでね・・」のセリフなのではないだろうか。
生きていても、死んでからも変わらない世界がある。人生を織り成す幾つかの要素を垣間見る内容だったと思う。
静かに時間をすごしたい時にお勧めの映画です。
死ぬまでにしたい10のこと
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